レポートの書き方

(この方法は、許山が推奨するものであり、他の先生と異なる部分があると思うが、この方法でレポートを書いて困ることはない)

【形式篇】(下の方に、【文献探索篇】がある)
見本はここをクリックしてください。(Wordファイルです)赤い字を削って自分用に直してください。
1)表紙をつける
 a)表紙に書く項目
  ・科目名、課題名、学部・学科、学籍番号、氏名
  ・目次

 b)レイアウトも工夫する
  ・課題名は大きな字で書く
  ・目次は本文から見出しをコピーすること。もう一度書くと必ず間違える。

2)2枚目から本文
  ・余白は十分取ること
  ・見出しはやや大きな字で

3)最初の見出しは「はじめに」など
 a)「はじめに」では書く内容
  ・なぜこのテーマを選んだか
  ・調査の対象など

4)「はじめに」のつぎから各論が始まる
  ・見出しを「本論」などとしないこと。見出しは適宜、具体的なことを書く。
  ・複数(3〜5)の各論に分けて論じるのが通常。
  ・見出しの下に小見出しを更につけてもいいが、見出し番号には工夫すること。たとえば、見出し番号が算数字で書かれていたら、小見出しはアルファベットにするとか。

5)最後の見出しは「むすび」など
  ・「結論」という見出しは不可! 「結論」に相当するものは、本論の中で書く
  ・「むすび」では、このレポートの意義、予想と違っていたこと、今回できなかったこと、などを書く。
  ・「今後は〜について考えてみたい」なんていうことを書く人が多いが、見え透いた嘘に思われるので書かない方がいい。

6)「注」について
 a)本文のあとにつける
 b)「参考文献」などという見出しではなく、「注」にする。
 c)「参考文献」という言い方自体とても不正確。
 d)「参考文献」と書くと、文献データしか書けなくなる。
 e)「注」の意義は、本文の中で書くと散漫になってしまうことを別個に書く。文献データのみならず、本論からそれた「余談」や本論とはそれほど関係ない引用などを書く。

7)引用方法
 a)本文での引用は、前後1行ずつ空けること
 b)引用は、二字下げで書く。ワードなどの場合、上部についている「インデント」などを活用する
 c)引用した場合は、各箇所に (注1) などとつけ、レポートの最後に出典を書く。出典の書き方は、『レポートの組み立て方』pp.242-245を参照。
 d)同一の本などから引用しても、注をそのたびにつけること。
 e)同じ本から引用する時は、たとえば、注3と同じ本の場合、「注3所掲書p.5」と書く。「前掲書」は不可! 「前掲書」だと、読者がレポートを読み返してその本を探すはめになる。読者に無用の労力を要求してはいけない。
 f)ホームページからの引用は、URLを書く。ブラウザ上部のURL入力枠からコピーすること。コピーは、その入力枠のURLを一回クリックして全選択し、「CTLキー+C」で一時記憶させ、書き込みたいところにマウスポインタを当てて、「CTLキー+V」で貼り付け。
 g)新聞からの引用は、新聞紙名、朝夕刊の区別、号数、第何面か、を書く。


【文献探索篇】
1)図書館
 a)レポートレベルでは、最低限、静大図書館浜松市立図書館は調査すること。市立図書館は充実している。どちらもインターネットで本の検索ができる。
 b)検索の際は、いくつかのキーワードを考えて入力し、とことん探す。「中国」なんて抽象的なキーワードは無駄。具体的なものを考えること。
 c)卒論レベルだと、静岡県立図書館愛知大学図書館も利用すべき。県立図書館は、浜松市立図書館経由で借り出せる。愛知大学図書館は、豊橋にある。静岡市よりも近い!

2)新聞は、とても有益な情報源
 a)静大図書館に行き、朝日新聞の記事検索を利用すること。静大図書館で検索する限り、無料。
  
 b)他の大手新聞社の記事も、有料だが検索できる。方法は新聞社によって異なるが、ニフティのプロバイダに加入していると、一括検索できる。有料だが、効率を考えたら、格安!
 

3)論文を使う
 a)卒論レベルでは、論文も読んでおかなくてはならない
  ・検索は、静大図書館のサイトの「データベース(学内専用)」の「MAGAZINEPLUS-NICHIGAIWEB」が便利。(学内専用)