第47回知識ベースシステム研究会

テーマ:「インターネットとAI」および一般

日時:2000年3月27日(月)、28日(火)

場所:けいはんなプラザ(京都府相楽郡精華町)

共催:けいはんな知的情報統合研究会

プログラム:

3月27日(月曜日)

13:00〜15:20 セッション1(一般)


「ソナー情報を用いて経路生成を行うための幾何学手法に関する研究」
◯石井卓良、武田英明(奈良先端科学技術大学院大学)
幾何学的手法を用い、移動ロボットのソナーデータを元に環境認識を行う方法に関して.

「オフィス環境における文字情報の検出と利用に関する研究」
○宮本圭、上野敦志、武田英明(奈良先端科学技術大学院大学)
移動ロボットが環境中の文字情報を収集し、人間の文字による検索に応じてそれを提示するシステムの構築.

「人間共存型ロボットのための身体性とインタラクションに基づく感情モデルとシミュレータの試作」
○近間正樹,武田英明(奈良先端科学技術大学院大学)
ロボットの感情をモデル化するために、身体を持ちユーザとインタラクションを行えるシステムを試作した.

「オントロジーを利用したソフトウェアエージェント開発支援」
○和泉憲明,丸山 哲,鈴木敦之,山口高平(静岡大学)
オントロジーを利用し,ソフトウェアエージェントの開発経験をライブラリ化する手法について述べる.

15:40〜18:00 セッション2(一般)

「論文のチャート化による論文理解支援システムの提案」
○岡 孝明, 武田英明(奈良先端科学技術大学院大学)
「論文を読んで、理解し、書く」行為の支援のため論文を要約しチャート化するシステムを提案する.

「遺伝的アルゴリズムを用いた拡張論理プログラムの学習」
○河口義則,中小路宗紀,井上克已,羽根田博正(神戸大学)
例外を含む規則を学習するシステムLELPをJavaを用いて実装し、遺伝的アルゴリズムを用いた学習方法を提案する.

「POMDP環境下での強化学習とGAの融合手法の提案」
○山城啓秀、上野敦志、武田英明(奈良先端科学技術大学院大学)
Perceptual Aliasingを伴う環境での進化的政策を遅れ報酬を用いて学習、進化する手法の提案.

「不完全通信環境下におけるアブダクションによる投機的計算」
○佐藤 健(北海道大学),井上克己(神戸大学),岩沼宏治(山梨大学),坂間千秋(和歌山大学)
エージェント間の通信が失敗したり遅延する環境下において暫定的に問題解決を行なう手法について述べる.

18:30〜 懇親会(費用2000円)

3月28日(火曜日)

9:00〜11:55 セッション3(エージェント/インターネット)


「分身エージェントを利用した仮想通信対話によるコミュニティ知識創出支援」
○久保田秀和(奈良先端科学技術大学院大学),西田豊明(東京大学)
人を代理するエージェントと人との仮想通信対話を用いたコミュニティ知識創出手法を提案する.

「音声対話型パーソナルガイドエージェントシステム」
○土井俊介(ATR知能映像通信研究所・奈良先端科学技術大学院),角 康之,間瀬健二(ATR知能映像通信研究所),中村 哲,鹿野 清宏(奈良先端科学技術大学院)
音声対話を通じて個人化されたエージェントが展示場の案内を行うシステムを紹介し実験結果を検討する.

「意外性の高い情報を提供するリコメンダーシステム」
○廣岡康雄(筑波大学・NTTデータ),寺野隆雄(筑波大学),大塚雄吉(スカイソフト)
書籍のリコメンド情報生成において、情報の有益性や意外性を高める手法を提案し、その有効性を検証した。

「検索エンジンの適性を考慮した適応メタ検索エンジン」
○森 幹彦,山田 誠二(東京工業大学)
検索エンジンの得意分野を自動的に計算し、その検索エンジンのみを選択的に使用するメタ検索エンジンの構築について述べる。

「IBNR-AP: A Programming Language for Controlling An Avatar's Behavior in a Pseudo-3D Space in the World Wide Web」
○Yin-Huei Loh, Takefumi Ogawa, Masahiko Tsukamoto, Shojiro Nishio(大阪大学)
WWW上での道案内や情報提示を自動的に行うアバタを実現するために,その行動を制御する言語を設計し実装した.

13:00〜14:45 セッション4(インターネット)

「Webにおけるコミュニティの発見」
◯村田剛志(群馬大学)
Webのグラフ構造に含まれる完全2部グラフをコミュニティとみなして探索する手法について述べる。

「インターネットにおける情報利用支援のための統合利用環境」
◯後藤文太朗(北見工業大学)
WWW,E-mail,学習機能を統合した,インターネット上での情報利用支援システムに 関して述べる.

「インターネット上での開放型業務プロセスコーディネーション」
○増田佳弘、山田敏哉、上野裕一、堀井克倫(富士ゼロックス)
インターネット上で開放型の業務間連携を支援する業務プロセスの表現モデル・導出機構について提案する。

14:45〜15:45 チュートリアル講演

「インターネット上での知的情報統合技術」
○北村泰彦(大阪市立大学)
インターネット上には現在膨大な量の情報が蓄積されているが,ブラウザによる現在の情報検索手法には様々な問題がある.本稿はこれらの問題に対処する知的情報統合技術を情報検索,情報組織化,情報配送の観点から解説する.

16:00〜17:30 パネル討論

「AIはインターネットを救うか?」

河野浩之(京都大学),武田英明(奈良先端科学技術大学院),大澤幸生(筑波大学),山田誠二(