日時:1999年6月21日(月)
場所:NEC田町研修センター 901教室(〒108-0014  東京都港区芝 4-10-3)周辺地図
 
 
テーマ:
今日のグローバリゼーション、温暖化防止に代表される環境問題、低成長経済下における経済システムの再構築など、われわれを取り巻く地球規模の環境変化の中で、エネルギー消費の削減、資源の有効利用、無駄なく適切なタイミングでの価値やサービスの創造が重要課題となっている。これらの課題に対して、生産・流通など業務活動の実施順序やタイミングに関する計画を作成し変化に応じて修正するスケジューリングの重要性が注目されている。中でも、製造業を中心とするサプライチェーン管理(SCM: Supply Chain Management)システムの需要が高まり、その市場規模は毎年50%以上の成長を続けている。SCMの核をなすのは、AI技術を適用した先端的生産計画(APS: Advanced Planning and Scheduling)システムであり、AI技術のさらなる発展が期待されている。本研究会は、生産方式などスケジューリング・管理の方法論、エンタープライズモデリング、スケジューリングアルゴリズム、アルゴリズムの大規模対応・高品質化、再スケジューリング技術、生産計画、時間割編成、要員業務割り当てなど、スケジューリング関連のAI技術とその応用に関する研究発表の場を提供することを目的とする。
プログラム:
9:00-10:00 セッションI 「一般」

1. 9:00-9:30
  「データマイニングにおける前処理とルール生成」
     ○ 津本 周作 (島根医科大学)

2. 9:30-10:00
  「エキスパートシステムの性能向上のための仕様変更方法」
     ◯ 丸山 哲, 和泉 憲明, 鈴木 淳之, 山口 高平 (静岡大学)

  休憩(10分)

10:10-11:40 セッションII 「学習とモデル化」

3. 10:10-10:40
  「フローショップスケジューリング問題への強化学習の適用」
     ○ 田中 雄介, 吉田 武稔 (北陸先端科学技術大学院大学)
4. 10:40-11:10
  「サプライチェーンマネジメントのための適応的アルゴリズム選択」
     ◯ 内藤 祐介 (東京大学/(株)人工生命研究所),
        加藤 康彦, 中須賀 真一, 堀 浩一 (東京大学)
5. 11:10-11:40
  「制約データシートによる制約充足問題記述」
     ○ 吉川 昌澄, 安藤 友人 (NEC)

  休憩 (60分)

12:40-13:40 セッションIII 「生産スケジューリング」

6. 12:40-13:10
  「枝刈りパターンリスト戦略によるフローショップスケジューリング」
     ○ 山田 武士 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

7. 13:10-13:40
  「組立て生産計画問題における紐つき逆MRP調整方式の評価」
     ◯ 金子 一哉, 吉川 昌澄 (NEC)

  休憩 (10分)

13:50-15:10 招待講演

8. 13:50-14:30
  「ERP/SCMと人工知能技術」
     寺野 隆雄 (筑波大学)

9. 14:30-15:10
  「知的スケジューリングにおける知識獲得」
     宮下 和雄 (電子技術総合研究所)

  休憩 (20分)

15:30-17:00 パネルディスカッション 「サプライチェーンマネジメントとAI」

   司  会: 吉川 昌澄 (NEC C&Cメディア研究所)
   パネリスト: 徳山 博于 (静岡大学)
  中山 秀祐 (NEC 生産システム開発本部)
  寺野 隆雄 (筑波大学)
  宮下 和雄 (電子技術総合研究所)
  由良 憲二 (電気通信大学システム工学科)

 
 
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